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建設会社のGoogleマップ対策

「地域名+工務店」「地域名+リフォーム」でGoogleマップに表示されるための方法。Googleビジネスプロフィールの設定、施工写真の活用、口コミの増やし方を解説します。

建設会社のGoogleマップ対策

「地域名+工務店」で検索すると、最初に出るのはGoogleマップ

「横浜 工務店」「世田谷 リフォーム」のようなキーワードでGoogle検索してみてください。検索結果の一番目立つ場所に表示されるのは、広告の下にあるGoogleマップの枠です。地図と一緒に会社の名前、口コミ評価、営業時間が並ぶ。個人のお客様の多くは、ここに表示された会社の中から相見積もりの候補を選んでいます。

特に住宅リフォームや外壁塗装など、個人のお客様を相手にする工事では、Googleマップの存在感は年々大きくなっています。ポータルサイト(ホームプロやリショップナビ等)に登録するのも一つの方法ですが、ポータルサイトは手数料がかかる上に競合との価格競争になりやすい。Googleマップは無料で掲載でき、自社の強みを直接アピールできます。

にもかかわらず、Googleマップの情報がスカスカの建設会社は驚くほど多い。住所と電話番号だけ。写真はGoogleストリートビューの外観のみ。口コミはゼロ。これでは「地域名+リフォーム」で検索されても、お客様の選択肢に入りません。

Googleビジネスプロフィールの基本情報を100%埋める

Googleマップに自社の情報を表示させるには、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を登録・管理する必要があります。すでに登録している方も多いと思いますが、大事なのは「登録して終わり」にしないこと。情報を隅々まで埋めることで、検索結果での表示順位が上がる傾向があります。

建設会社が埋めるべき情報を具体的に挙げます。

  • 会社名(正式名称。「株式会社」の有無も統一する)
  • 住所(番地・建物名まで正確に)
  • 電話番号(固定電話と携帯電話の両方があれば両方)
  • 営業時間(曜日ごとに設定。土曜の対応有無も)
  • ビジネスカテゴリ(「総合建設業」「リフォーム業者」「外壁塗装業者」など)
  • サービス内容(対応工事を具体的に列挙)
  • 対応エリア(出張可能な範囲を設定)
  • Webサイトのリンク
  • ビジネスの説明文(750文字まで入力可能)

特に重要なのが「ビジネスカテゴリ」の設定です。建設業は業種が多岐にわたるので、自社の主力業務に合ったカテゴリを選ぶことが大事。住宅リフォームが主力なら「リフォーム業者」、外壁塗装が主力なら「外壁塗装業者」をメインカテゴリに設定する。Googleはこのカテゴリ設定を検索結果の表示判断に使っています(出典 Google ビジネス プロフィール ヘルプ ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み)。

ホームページや他の媒体と情報を一致させる

Googleビジネスプロフィールに登録する情報は、自社ホームページや求人サイト、ポータルサイトに掲載している情報と完全に一致させるのが基本です。会社名の表記、住所の書き方、電話番号、営業時間。これらが媒体ごとにバラバラだと、Googleからの評価が下がります。

よくあるのが「ホームページでは9時開始と書いているのに、Googleマップでは8時になっている」というパターン。お客様の混乱にもつながるので、情報を変更するときはすべての媒体を同時に更新する習慣をつけておくのがおすすめです。

施工写真をGoogleビジネスプロフィールに定期投稿する

Googleマップでの集客力を上げるために、最も効果的な施策の一つが施工写真の定期投稿です。Googleビジネスプロフィールには写真を投稿する機能があり、ここに現場写真をコンスタントにアップしていく。

建設会社の場合、効果が高い写真の種類は3つあります。

  • 施工のビフォーアフター 最も訴求力が高い。「こんなにきれいになるんだ」がひと目で伝わる
  • 作業中の写真 職人が丁寧に作業している風景。仕事の姿勢が伝わる
  • 完成物件の写真 引き渡し直後のきれいな状態

投稿のペースは週に1〜2回が理想。毎日投稿する必要はありませんが、月に1回以下だと「あまり活動していない会社」と判断されやすくなります。

建設業は常に現場があるので、写真のネタには困りません。現場の職人さんが毎日スマートフォンで写真を撮ってくれるなら、その中から良い写真を選んでアップするだけ。1回の投稿にかかる時間は5分程度です。(すでに施工写真をSNSに投稿している会社なら、同じ写真をGoogleビジネスプロフィールにも投稿するだけ。手間はほぼゼロです)

口コミの件数と評価で表示順位が変わる

Googleマップでの表示順位に大きく影響するのが、口コミの件数と評価です。口コミが多くて評価が高い会社ほど、検索結果の上位に表示されやすくなります。

工事完了のタイミングでお願いするのが最も自然

建設業の場合、口コミをお願いする最適なタイミングは工事完了の引き渡し時です。お客様が仕上がりに満足している瞬間にお願いすれば、高い確率で書いてもらえます。

「お客様にレビューをお願いするのは気が引ける」という社長さんもいますが、やり方次第で全く嫌な印象を与えません。工事完了の確認書にサインをもらう際に「よろしければGoogleで感想を書いていただけると、今後のお客様の参考になります」と一言添える。口コミ投稿ページへのリンクをQRコードにした名刺サイズのカードを用意しておくと、お客様の手間も最小限になります。

ある塗装会社では、この方法で月に2〜3件のペースで口コミが増え、半年後にはGoogleマップでの検索順位が地域トップ3に入るようになったそうです。

低評価の口コミには必ず返信する

口コミが増えてくると、中には低評価のものがつくこともあります。建設工事は金額が大きいだけに、少しの不満でも厳しい評価になりやすい。低評価の口コミを放置するのは一番まずい対応です。

返信のポイントは「感謝」「事実の確認」「改善の意思」の3つ。感情的にならず、丁寧に対応する。この返信は書いたお客様だけでなく、これから依頼先を探している他のお客様も見ています。低評価への対応が誠実であれば「この会社はしっかりしている」と逆に好印象を持たれることもあります。

工事種別ごとにキーワードを意識する

建設業のGoogleマップ対策では、お客様がどんなキーワードで検索するかを意識することが重要です。工事の種類によって、検索されるキーワードはまったく違います。

  • 住宅リフォーム → 「地域名 リフォーム」「地域名 リフォーム会社」
  • 外壁塗装 → 「地域名 外壁塗装」「地域名 塗装業者」
  • 新築住宅 → 「地域名 工務店」「地域名 注文住宅」
  • 解体工事 → 「地域名 解体」「地域名 解体業者」
  • 水回りリフォーム → 「地域名 トイレ リフォーム」「地域名 浴室 リフォーム」

自社の主力業務に対応するキーワードを把握して、そのキーワードに関連する情報をGoogleビジネスプロフィールに盛り込んでいく。ビジネスの説明文やサービス内容の欄に、これらのキーワードを自然に含めることがGoogleマップでの上位表示につながります。

投稿機能で季節ごとの情報を発信する

Googleビジネスプロフィールには「投稿」機能があります。短いお知らせと写真をGoogleマップ上に表示できる機能で、無料で使えます。

建設業では、季節に合わせた投稿が効果的です。

  • 春 「屋根・外壁の点検キャンペーン」「新生活応援リフォーム」
  • 梅雨前 「雨漏り点検のご案内」
  • 台風シーズン後 「台風被害の修繕対応中」
  • 冬 「断熱リフォームのご相談増えています」

こうした季節の情報を月に2〜3回投稿するだけで、Googleから「活発に運営されている事業者」として評価されます。投稿にはリンクも貼れるので、自社ホームページの問い合わせページに誘導するのも効果的です。

最後に

「地域名+工務店」「地域名+リフォーム」でGoogleマップの上位に表示されるかどうかで、問い合わせの件数は大きく変わります。Googleマップ対策の基本は、情報を100%埋める、施工写真を定期投稿する、口コミを増やす仕組みを作る、投稿機能で情報発信を続ける。どれも費用はほぼゼロで、やるかやらないかだけの話です。

ポータルサイトに手数料を払い続ける構造から脱却するために、まずはGoogleマップの対策から始めるのが一番現実的です。

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