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弁護士のGoogleマップ対策

「地域名+弁護士」で検索してもGoogleマップに表示されない法律事務所へ。Googleビジネスプロフィールの設定方法、口コミの集め方、弁護士ドットコムに頼らない集客の第一歩を解説します。

弁護士のGoogleマップ対策

「地域名+弁護士」で検索するとGoogleマップが最初に目に入る

「渋谷区 弁護士」「横浜 離婚 弁護士」のようなキーワードで検索すると、通常の検索結果の上にGoogleマップの枠(ローカルパック)が表示されます。ここには地図と一緒に3つの事務所が表示され、事務所名・口コミ評価・住所・電話番号が一目で分かるようになっています。

この枠に表示されるかどうかで、電話での問い合わせ数は大きく変わります。弁護士を探している人は、検索結果を上からスクロールしていくため、Googleマップの枠は最も目に留まりやすい位置にあります。弁護士ドットコムの検索結果よりも上に表示されることも多く、ポータルサイトに掲載費を払う前にまずGoogleマップの対策をやった方がいい、というのが率直な話です。

にもかかわらず、Googleマップの対策をまったくしていない法律事務所は非常に多い。登録すらしていない事務所も珍しくありません。逆に言えば、これはチャンスです。

まずはGoogleビジネスプロフィールに登録する

Googleマップに事務所の情報を表示させるには、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に登録する必要があります。登録自体は無料で、Googleアカウントがあれば15分程度で完了します。

登録時に入力する基本情報

  • 事務所名(正式名称を使う。「弁護士法人○○」「○○法律事務所」など)
  • 住所(番地・ビル名・階数まで正確に)
  • 電話番号(代表番号)
  • 営業時間(相談受付時間)
  • ウェブサイトのURL
  • カテゴリ(「弁護士事務所」を選択)

登録後、Googleから確認用のハガキが届きます(1〜2週間程度)。ハガキに記載されたコードを入力して本人確認が完了すると、Googleマップに事務所が正式に表示されるようになります。

(電話やメールで本人確認できるケースもありますが、法律事務所の場合はハガキ確認になることが多いです。届くまでの間に他の設定を進めておくのが効率的です)

カテゴリの設定が表示順位に影響する

Googleビジネスプロフィールでは「メインカテゴリ」と「サブカテゴリ」を設定できます。この設定が、どの検索キーワードで表示されるかに直接影響します。

メインカテゴリ

「弁護士事務所」を選択します。これは必須です。

サブカテゴリ

事務所の得意分野に関連するカテゴリを追加します。たとえば離婚問題に注力しているなら「家庭法律相談事務所」、企業法務が中心なら「企業弁護士」など。Googleが用意しているカテゴリの中から選択する形式なので、完全に自由には設定できませんが、事務所の専門性に近いものを2〜3個選んでおくのがおすすめです。

カテゴリは後からいつでも変更・追加できるので、最初は迷ったらメインカテゴリだけ設定して、あとからサブカテゴリを追加する形でも問題ありません。

写真は「行ってみたい」と思わせる効果がある

法律事務所に初めて行くのは、多くの人にとって心理的なハードルが高い行為です。「どんな場所なのか」「どんな雰囲気なのか」が事前に分かるだけで、そのハードルは大きく下がります。

掲載する写真の例

  • 事務所の外観(ビルの入口、看板が見える写真)
  • 相談室の内観(清潔感があり、落ち着いた雰囲気が伝わるもの)
  • 弁護士の顔写真(スタジオ撮影が理想的)
  • 受付・待合スペースの写真
  • ビルのエントランスやエレベーターホール(初めて来る人が迷わないように)

写真は最低10枚以上掲載するのが目安です。Googleの公式情報でも、写真が充実しているビジネスは問い合わせ率が高い傾向にあるとされています。

スマートフォンで撮影しても構いませんが、暗い写真や散らかった机が映り込んでいる写真は逆効果です。晴れた日の日中に、片付いた状態で撮影するだけで、印象はかなり良くなります。

口コミは弁護士こそ効果が大きい

弁護士事務所のGoogleマップの口コミ数は、飲食店や美容室に比べて圧倒的に少ないのが現状です。口コミが0件、あるいは1〜2件の事務所がほとんどです。

これは裏を返せば、口コミが5件あるだけで地域内では目立つ存在になれるということです。10件あれば「この事務所は実績がありそうだ」という印象を十分に与えられます。

口コミを増やす方法

  • 解決後に満足いただけた依頼者に、口コミの投稿をお願いする
  • 「Googleマップで当事務所を検索して、口コミを書いていただけると嬉しいです」と率直に伝える
  • 口コミ投稿用のURLをメールやLINEで送る(Googleビジネスプロフィールの管理画面から取得できる)

強制はもちろんできませんが、丁寧に対応した依頼者の多くは快く書いてくれます。「口コミを書いてくれたら割引」のような報酬型の依頼はGoogleの規約違反になるため、避ける必要があります。

口コミへの返信は必ず行う

すべての口コミに返信することが重要です。良い口コミには感謝を伝え、厳しい口コミには感情的にならず誠実に対応します。返信の有無自体が、事務所の対応力を示すシグナルになります。

弁護士の場合、守秘義務の観点から、返信内容で案件の詳細に触れないよう注意が必要です。「ご依頼いただきありがとうございました。お力になれたのであれば幸いです」程度の返信で十分です。

投稿機能を使って情報を定期的に発信する

Googleビジネスプロフィールには、お知らせやコラム記事を投稿する機能があります。この投稿が直接検索順位に影響するかどうかは明言されていませんが、情報が定期的に更新されているプロフィールは「活動している事務所」として認識されやすくなります。

投稿のネタ

  • セミナーや無料相談会の告知
  • 法改正に関する簡単な解説
  • よくある相談内容のQ&A
  • 年末年始やGWの営業時間変更のお知らせ

週1回程度のペースで投稿できると理想的ですが、月2回でも十分です。投稿しないよりは、少しでも投稿した方がいい。

弁護士ドットコムとGoogleマップの違い

弁護士ドットコムは日本最大の弁護士検索ポータルで、多くの事務所が利用しています。ただし、Googleマップとの違いを理解しておくことは重要です。

弁護士ドットコムは月額の掲載費がかかり、同じページに複数の弁護士が並びます。閲覧者は比較しやすい反面、事務所側から見ると価格競争になりやすい構造です。掲載を止めれば表示もなくなります。

Googleマップは無料で登録でき、地図上の位置情報に基づいて表示されます。口コミや写真の充実度が評価に影響するため、地道に情報を積み上げた事務所が有利です。掲載費はかからず、積み上げた口コミや写真はそのまま資産として残ります。

どちらか一方に絞る必要はありませんが、Googleマップの対策は無料で始められ、一度積み上げた情報が消えることもないため、最初に取り組む集客施策としてはGoogleマップの方が優先度が高いと考えています。

Googleマップに表示されない場合のチェックポイント

登録したのにGoogleマップに表示されない、あるいは検索しても上位に出ない場合は、以下のポイントを確認するのがおすすめです。

  • 本人確認(ハガキのコード入力)が完了しているか
  • 事務所名に不要なキーワードを詰め込んでいないか(「○○法律事務所|離婚・相続・交通事故」のような名称はガイドライン違反)
  • 住所がGoogleマップ上で正しい位置にピンが立っているか
  • 電話番号がサイトや他のポータルと一致しているか
  • 営業時間が正確に入力されているか
  • 口コミが0件のままになっていないか

特に事務所名へのキーワード詰め込みは、一時的に順位が上がることがありますが、Googleのガイドライン違反として掲載停止になるリスクがあります。事務所名は正式名称だけを入力するのが鉄則です。

最後に

「地域名+弁護士」で検索されたときにGoogleマップに自分の事務所が表示される。これだけで、弁護士ドットコムに頼らない集客の第一歩が踏み出せます。やることはシンプルで、Googleビジネスプロフィールに正確な情報を登録し、写真を充実させ、口コミを少しずつ集めること。

弁護士業界はGoogleマップの対策をしている事務所が圧倒的に少ないため、基本をきちんと押さえるだけで地域内で上位に表示される可能性は十分にあります。費用もかからないため、まだ登録していない事務所は今日からでも始めるのがおすすめです。

サイシアでは、弁護士・法律事務所の検索集客を支援しています。Googleマップの対策を含めた集客設計が可能です。詳しくは弁護士・法律事務所のSEO対策・LLMO対策をご覧ください。

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