Lawyer

弁護士の地域検索対策

弁護士ドットコムに毎月掲載費を払い続けるより、自社サイトで「地域名+弁護士+離婚」「地域名+弁護士+相続」のキーワードで直接集客する方法を解説します。

弁護士の地域検索対策

弁護士の集客は「3語キーワード」で勝負が決まる

弁護士を探している人が検索するとき、「弁護士」の1語だけで検索することはほとんどありません。実際に使われるのは「渋谷 弁護士 離婚」「横浜 弁護士 相続」「新宿 弁護士 交通事故」のような3語の組み合わせです。

この3語キーワード(地域名+弁護士+専門分野)は、まさに今弁護士を探している人が使う検索ワードです。「渋谷 弁護士 離婚」で検索している人は、渋谷周辺で離婚に強い弁護士に相談したいと思っています。つまり、ここで自社サイトが上位に表示されれば、弁護士ドットコムを経由せずに直接問い合わせが入る可能性が高い。

にもかかわらず、多くの法律事務所はこの3語キーワードへの対策をしていません。弁護士ドットコムに月額掲載費を払い、ポータル経由の相談に依存しているのが実情です。

弁護士ドットコム依存のリスク

弁護士ドットコムは日本最大の弁護士検索ポータルであり、集客手段として非常に有力です。ただし、ポータルに100%依存している状態にはリスクがあります。

掲載費が積み上がる

弁護士ドットコムの有料プランは月額数万円〜十数万円。年間で60〜150万円以上のコストが継続的にかかります。掲載をやめた瞬間に露出がゼロになるため、一度始めるとやめにくい構造です。

比較されやすい

ポータルサイト上では、同じページに複数の弁護士が並びます。閲覧者は料金や口コミを見比べて選ぶため、価格競争に引きずり込まれやすくなります。専門性や人柄で差別化しようにも、ポータルの限られたフォーマットでは伝えきれないことが多い。

プラットフォームの方針に左右される

掲載料金の改定、表示ロジックの変更、サービス方針の転換。ポータルサイトのルール変更は、利用者である弁護士にはコントロールできません。

これらのリスクを考えると、弁護士ドットコムを利用しながらも、並行して自社サイトでの直接集客を育てていくのが堅実な戦略です。

自社サイトで狙うべき3語キーワードの選び方

3語キーワードの組み合わせは、事務所の所在地と得意分野によって決まります。

離婚問題に注力する事務所の場合

  • 「○○市 弁護士 離婚」
  • 「○○区 離婚 弁護士 費用」
  • 「○○市 離婚調停 弁護士」
  • 「○○市 慰謝料 弁護士」
  • 「○○市 養育費 弁護士」

相続問題に注力する事務所の場合

  • 「○○市 弁護士 相続」
  • 「○○区 遺産分割 弁護士」
  • 「○○市 遺言 弁護士」
  • 「○○市 相続放棄 弁護士」
  • 「○○市 相続 弁護士 費用」

交通事故に注力する事務所の場合

  • 「○○市 交通事故 弁護士」
  • 「○○区 交通事故 慰謝料 弁護士」
  • 「○○市 後遺障害 弁護士」
  • 「○○市 交通事故 弁護士 費用」

ポイントは、自分の事務所が実際に多く扱っている分野に絞ることです。「何でもやります」型のサイトでは、どのキーワードでも中途半端な順位にしかなりません。

分野別ページが検索上位に必要な理由

3語キーワードで検索上位を取るには、その分野に特化した個別ページが必要です。「取扱分野一覧」の中に離婚・相続・交通事故が箇条書きで並んでいるだけでは、検索エンジンは「このページは離婚に詳しいページだ」と認識してくれません。

分野別ページに盛り込む内容

  • その分野でよくある相談内容(具体的な場面を5つ以上)
  • 解決までの一般的な流れ
  • 費用の目安(着手金・報酬金の概算)
  • 解決事例(3〜5件以上)
  • その分野に関するよくある質問
  • 弁護士からのメッセージ(この分野に注力している理由)

たとえば離婚の分野別ページなら、「性格の不一致で離婚したいが相手が応じない場合」「不倫の慰謝料を請求したい場合」「財産分与の計算方法が分からない場合」「子どもの親権を取りたい場合」「養育費の金額を決めたい場合」——こうした具体的な場面をページ内に盛り込みます。

この内容が充実しているほど、検索エンジンは「このページは離婚問題に詳しいページだ」と判断し、「○○市 弁護士 離婚」での検索順位が上がりやすくなります。

エリアページで対応地域を明確にする

3語キーワードの「地域名」の部分で検索にヒットするためには、サイト内に地域情報が含まれている必要があります。

エリアページの作り方

事務所の対応エリア(複数の市区町村をカバーしている場合)ごとに、簡潔なエリアページを作ります。

  • 「○○市で離婚問題にお悩みの方へ」
  • 「○○区で相続のご相談なら」

このエリアページには、その地域の裁判所の情報(管轄の家庭裁判所や地方裁判所)、事務所からのアクセス方法、その地域での対応実績などを記載します。

地域名を不自然に詰め込む必要はありません。「○○市にお住まいの方から、離婚調停に関するご相談をいただくケースが増えています」のように、自然な文脈で地域名が入っていれば十分です。

コラム記事が検索の入口を広げる

分野別ページとエリアページで基盤を作ったら、コラム記事で検索からの入口をさらに広げていきます。

効果的なコラム記事のテーマ

  • 「離婚の慰謝料の相場は? 不倫・DVなどケース別の目安」
  • 「遺産分割協議がまとまらないときの対処法」
  • 「交通事故の示談金 保険会社の提示額は適正か」
  • 「養育費を払ってもらえないときにできること」
  • 「相続放棄の期限は3ヶ月 過ぎてしまった場合の対応」

こうした記事は、まだ弁護士に相談するかどうか迷っている段階の人にリーチできます。記事を読んで「やはり弁護士に相談した方がいいな」と思った人が、そのまま同じサイト内で問い合わせできる導線が重要です。

記事から問い合わせへの導線

記事の最後に「この分野に関するご相談はこちら」のリンクを設置し、分野別ページや問い合わせフォームにつなげます。記事を読んだ人がサイトを離れずに相談アクションまで進める流れを作ることが、記事を書く最大の目的です。

(記事だけ大量に書いて問い合わせへの導線がないサイトは、情報提供サイトとしては優秀ですが、集客という観点では効果が薄くなります)

検索対策は6ヶ月〜1年の長期戦

弁護士の地域検索対策は、広告のようにすぐに結果が出るものではありません。分野別ページを作り、コラム記事を書き始めてから検索順位に変化が見え始めるまで、3〜6ヶ月は見ておく必要があります。安定的に上位表示されるようになるまでには6ヶ月〜1年程度かかるのが一般的です。

ただし、一度上位に定着すると、広告費やポータルの掲載費をかけずに毎月安定した問い合わせが入るようになります。弁護士ドットコムの掲載費を年間60〜150万円払い続けることを考えると、自社サイトの検索対策は「投資」として非常にリターンの大きい施策です。

短期と長期の組み合わせ

すぐに相談を増やしたいなら、リスティング広告や弁護士ドットコムとの併用が現実的です。短期的にはポータルや広告で集客しながら、並行して自社サイトのコンテンツを充実させていく。半年〜1年後にサイト経由の問い合わせが安定してきたら、ポータルの掲載プランを見直す。この順番が無理なく移行できるパターンです。

弁護士の検索対策で避けるべきこと

キーワードの不自然な詰め込み

「○○市 弁護士 離婚 ○○市 離婚問題 弁護士 ○○市」のような不自然な繰り返しは、検索エンジンからペナルティを受ける原因になります。自然な文章の中にキーワードが含まれている状態が理想です。

他のサイトからの文章コピー

法律の解説記事を他のサイトからコピーして使うと、検索エンジンに「重複コンテンツ」と判定され、検索結果に表示されにくくなります。弁護士自身の知識と経験に基づいたオリジナルの文章が最も評価されます。

リンクの購入

検索順位を上げるためにリンクを購入する行為は、検索エンジンのガイドライン違反です。見つかると大幅な順位低下のペナルティを受けます。いまだに「リンクを買えば上位に表示されます」という営業を行う業者がいますが、全て無視して問題ありません。

最後に

弁護士の集客は「地域名+弁護士+専門分野」の3語キーワードで自社サイトが見つかる状態を作ることが鍵です。分野別ページの充実、エリアページの整備、コラム記事による検索入口の拡大。この3つを地道に積み上げれば、弁護士ドットコムに依存しない集客基盤が構築できます。

時間はかかりますが、一度積み上げた検索資産は消えません。ポータルの掲載費を払い続けるコストと比較すれば、長期的にはるかに費用対効果の高い投資です。

サイシアでは、弁護士・法律事務所の検索集客を支援しています。キーワード選定からページ構成の設計、コラム記事の企画まで対応可能です。詳しくは弁護士・法律事務所のSEO対策・LLMO対策をご覧ください。

FROM STRATEGY
TO GROWTH.

お問い合わせ・ご相談会社資料ダウンロード