飲食店の集客はGoogleマップから
飲食店の集客で最初に取り組むべきGoogleマップ対策を解説。基本情報の整備、料理写真の投稿、口コミへの対応、投稿機能の活用方法をまとめます。

「地域名+ランチ」で検索するとGoogleマップが一番上に出る
「渋谷 ランチ」「新宿 居酒屋」「横浜 イタリアン」。お客さんが飲食店を探すとき、こうしたキーワードでGoogle検索をします。そのとき検索結果の一番上に表示されるのは、食べログでもぐるなびでもありません。Googleマップの店舗一覧です。
地図と一緒に3〜4件の店舗が表示され、営業時間、口コミの星評価、料理の写真が並ぶ。お客さんの多くは、この「マップ枠」に表示された店から選びます。つまり、Googleマップに正しい情報が登録されていて、写真が充実していて、口コミの評価が高い店が、検索経由の集客で圧倒的に有利ということです。
食べログやぐるなびに毎月お金を払うのも一つの集客方法ですが、Googleマップの対策は無料でできます。まずはここから手をつけるのが正解です。
Googleビジネスプロフィールの登録と基本情報の整備が最優先
Googleマップに自分の店を表示するには、「Googleビジネスプロフィール」(旧称 Googleマイビジネス)に店舗情報を登録する必要があります。まだ登録していない方は今すぐ登録するのがおすすめです。すでに登録済みの方も、情報が正確かどうか一度確認した方がいい。
正確な営業時間と定休日の登録
基本情報の中で最も重要なのが営業時間と定休日です。これが間違っていると、お客さんが来店したら閉まっていた、という最悪の事態が起きます。口コミに「営業時間が違った」と書かれたら、それだけで評価が下がります。
通常の営業時間だけでなく、祝日の営業時間、年末年始やお盆の休業日、臨時休業も都度更新すること。Googleビジネスプロフィールには「特別営業時間」を設定する機能があるので、年末年始やゴールデンウィーク前には必ず入力しておくのが確実です。(「年末年始の営業時間を更新していなかったせいで、大晦日に電話が鳴りっぱなし」という話は毎年のように聞きます)
住所・電話番号・カテゴリも漏れなく
住所はGoogleマップ上で正しいピンの位置に表示されているか確認しておくこと。ビルのテナントに入っている場合、ビル名と階数まで入力しないとお客さんが迷います。電話番号は予約用の番号を登録。カテゴリは「イタリア料理店」「居酒屋」「ラーメン店」など、自分の業態に合ったものを選びます。このカテゴリ選択が検索結果に大きく影響するので、適当に選ばないこと。
料理写真は最低10枚、定期的に追加する
Googleマップの店舗情報に写真がないと、お客さんは不安になります。「どんな料理が出てくるのか分からない店」に、わざわざ行こうとは思いません。
最初に10枚以上の写真を登録する
まずは最低10枚の写真を登録しておきたいところです。内訳としては、看板メニュー3〜5枚、店内の雰囲気2〜3枚、外観1〜2枚、メニュー表1〜2枚。これで「どんな料理が食べられて、どんな雰囲気のお店なのか」が伝わります。
写真はスマートフォンで撮影したものでも構いませんが、明るい場所で撮ること。暗い写真は料理が美味しそうに見えません。できればプロのカメラマンに撮影を依頼するのが理想ですが、予算が厳しければ、窓際の自然光が入る席で、料理を真上か斜め45度から撮影するだけでもかなり見栄えが変わります。
月に2〜3枚ずつ写真を追加する
写真は一度登録して終わりではなく、定期的に追加することが大切です。季節の新メニューが出たら写真を撮って追加する。クリスマスやバレンタインの特別メニューも写真付きで投稿する。Googleは情報が定期的に更新されている店舗を評価する傾向があります(出典 Googleビジネスプロフィール ヘルプ「ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み」)。写真の追加は検索順位にも好影響を与えます。
メニュー情報の登録は見落とされがち
Googleビジネスプロフィールには、メニューの情報を登録する機能があります。料理名、価格、簡単な説明を入力できます。この機能を使っている飲食店はまだ少ないので、登録するだけでライバル店と差がつきます。
すべてのメニューを登録する必要はありません。ランチセット、人気メニュー上位5〜10品、コース料理の内容と価格。このあたりを登録しておけば十分です。価格が入っていると、お客さんは「予算内で食べられるかどうか」をすぐに判断できるので、来店のハードルが下がります。(価格が分からない店って、入るのにちょっと勇気がいりますよね)
口コミへの返信は「全件・丁寧に」が鉄則
Googleマップの口コミは、お客さんが店を選ぶ際に最も重視する情報の一つです。星評価の平均点も大事ですが、それ以上に大事なのが「口コミに対してお店がどう対応しているか」です。
高評価の口コミへの返信
星4〜5の口コミには、感謝の気持ちを伝える返信を。「ご来店ありがとうございます。○○を気に入っていただけて嬉しいです。次回は季節限定の△△もぜひお試しください」のように、具体的なメニュー名を入れると親近感が出ます。テンプレート的な「ありがとうございました」の一言だけだと、読んだ人に「機械的に返してるな」という印象を与えます。
低評価の口コミへの返信
星1〜2の口コミは感情的に反応したくなりますが、冷静に対応すること。「不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。ご指摘いただいた○○については、すぐにスタッフ全員で改善に取り組みました」のように、事実を認めて改善の姿勢を見せる。言い訳や反論は絶対にNG。低評価の口コミに対する誠実な返信を見て、「このお店はちゃんとしてるな」と感じる新規のお客さんは多い。
口コミは毎日チェックする必要はありませんが、週に1回は確認して、未返信のものがあれば対応するのが理想です。
投稿機能で季節メニューやイベントを告知する
Googleビジネスプロフィールには「投稿」機能があります。SNSの投稿のように、写真付きのお知らせを掲載できる機能です。これを使っている飲食店はまだまだ少ない。
投稿に向いている内容
季節限定メニューの告知、忘年会・新年会プランの案内、臨時休業のお知らせ、新メニューの紹介、イベント情報。これらを月に2〜3回投稿するだけで、Googleマップ上での存在感が大きく変わります。
投稿はGoogleの検索結果にも表示されることがあります。たとえば「渋谷 クリスマスディナー」と検索したとき、Googleマップの投稿でクリスマスディナーの情報を出している店が表示されやすくなる。投稿を定期的に行うことで、「この店は活発に営業している」というシグナルをGoogleに送ることにもなります。
投稿の書き方のコツ
写真は必ずつける。文章は簡潔に(100〜200文字程度)。「予約は電話またはWeb予約から」のように行動を促す一文を最後に入れる。これだけで十分です。長い文章を書く必要はありません。(SNSの投稿と同じ感覚で大丈夫です)
最後に
食べログやぐるなびは月額費用がかかりますが、Googleマップの対策は基本的に無料です。基本情報を正確に登録し、料理写真を充実させ、口コミに丁寧に返信し、投稿機能で情報発信する。この4つを継続するだけで、「地域名+業態」の検索で上位に表示される確率は大きく上がります。
グルメサイトにお金を払うのが悪いわけではありませんが、Googleマップの情報が整っていない状態でグルメサイトにだけ投資するのは順番が違います。まずは無料でできるGoogleマップの対策を完璧にする。それが飲食店の集客の第一歩です。
サイシアでは、飲食店のGoogleマップ対策を含むWeb集客の支援を行っています。「何から始めればいいか分からない」という方もお気軽にご相談ください。
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