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整骨院HPに載せていい情報

整骨院のホームページに何を載せていいか分からない院長へ。あはき法・柔道整復師法の広告規制を踏まえた上で、来院につながるページ構成と載せるべき内容を具体的に解説します。

整骨院HPに載せていい情報

整骨院のホームページは「何を書いていいか分からない」で止まっている

整骨院のホームページを持っていない、あるいは持っていても最低限の情報しか載せていない院長は多いです。理由はほぼ共通しています。「広告規制があるらしいけど、何がダメで何がOKなのか分からない」。

柔道整復師法やあはき法には確かに広告規制があります。他の業種のように自由にサービス内容を書けるわけではない。ただ、規制の中身を正確に理解すれば、載せられる情報は思っている以上にあります。「怖いから何も書かない」が一番もったいない。ホームページがないか、あっても中身がスカスカだと、患者はそもそも来院先の候補に入れてくれません。

あはき法・柔道整復師法で禁止されている表現は明確に決まっている

広告規制というとなんとなく怖いイメージがありますが、禁止事項は法律で明確に定められています。曖昧なグレーゾーンで悩む必要はほとんどありません。

禁止表現の具体例

柔道整復師法第24条では、広告できる事項を限定列挙しています。つまり「書いていいこと」がリストで決まっていて、それ以外は原則として広告できません。

具体的に書けない表現の代表例を挙げます。

  • 「各種保険取扱い」(正確には広告可能事項ではない)
  • 「交通事故専門」「むちうち治療」などの専門性を強調する表現
  • 「〇〇が治る」「痛みを根本改善」などの治療効果をうたう表現
  • 施術前後のビフォーアフター写真
  • 患者の体験談を効果の証拠として掲載すること

2025年2月に厚生労働省が公表した「あはき・柔整広告ガイドライン」でも、虚偽広告・誇大広告・比較優良広告が明確に禁止されています(出典 厚生労働省 あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師に関するページ)。

規制の範囲外でできることは多い

一方で、広告可能な事項もきちんと定められています。施術者の氏名、施術所の名称・所在地・電話番号、施術日・施術時間、予約制の有無、休日夜間対応、出張施術、駐車場情報。これらはすべて問題なく掲載できます。

そしてここが重要なのですが、ホームページは法律上「広告」と「情報提供」の境界が議論されてきた領域です。施術所の雰囲気を伝える院内写真、院長の経歴や資格、施術の流れの説明、アクセス情報、料金表。これらを「患者に対する情報提供」として掲載している整骨院は数多くあります。(規制を怖がって何も書かないより、正しく理解して書ける範囲で充実させる方がよほど健全です)

ただし、施術の効果効能をうたう表現は情報提供であっても避けるべきです。ガイドラインの動向は常に変わるため、判断に迷う表現は所属の業界団体や管轄の保健所に確認を取るのが確実です。

来院につながるページは5つに絞れる

整骨院のホームページに必要なページは、実はそこまで多くありません。5ページあれば十分に機能します。

トップページは「ここに通えそうか」を3秒で伝える

患者がトップページで見ているのは、施術内容の詳細ではありません。「ここは清潔そうか」「自宅や職場から通える距離か」「予約は取りやすそうか」。この3つです。

トップページに必要な要素は、院の外観か内観の写真、対応できる症状の簡単な一覧、営業時間とアクセス、予約方法。これらがファーストビュー(スクロールしないで見える範囲)に収まっていれば、患者は次のページに進みます。長い挨拶文や理念をトップに置いている院がありますが、初めて来る患者にとって院長の理念は優先度が低い情報です。

院長紹介は「この人に施術されても大丈夫か」の安心材料

院長紹介ページは整骨院にとって最も重要なページの一つです。患者は自分の体を預けるわけですから、「どんな人が施術するのか」を知りたい。

載せるべきは、顔写真(できればプロが撮影したもの)、保有資格、経歴(勤務歴・開業年)、どんな症状を多く診てきたかの実績、施術に対する考え方。写真がないプロフィールページは信頼感が大きく下がります。スマートフォンで撮った写真でもいいので、顔がはっきり分かる写真を1枚載せてください。

施術メニューは「何をしてもらえるか」を分かりやすく

施術メニューページでは、どんな施術を受けられるのか、それぞれの施術にどのくらいの時間がかかるのか、料金はいくらか。この3点を整理して載せます。

注意すべきは、「〇〇が治る」「痛みが消える」といった効果をうたう表現は避けること。代わりに、施術の流れや手順を説明する形にすれば、患者は「何をされるのか」がイメージできて安心します。料金は保険適用と自費の区分を明確にしておくと、来院時のトラブル防止にもなります。

患者が見ているのは「院内の清潔感」と「予約のしやすさ」

整骨院のホームページでアクセスが集中するページは、実はトップページと院長紹介だけではありません。意外と多いのが「院内の写真」と「予約・問い合わせページ」です。

患者にとって、初めて行く整骨院は不安です。施術室はどんな雰囲気なのか、着替える場所はあるのか、待合室は広いのか。こうした疑問を解消するのが院内写真です。受付、待合室、施術室、外観。最低でもこの4カットは載せてください。暗い写真や散らかった背景は逆効果なので、撮影前に院内を整えてから撮ること。

予約の導線も重要です。ホームページを見て「ここに行ってみよう」と思った患者が、次にやることは予約です。電話番号がすぐに見つかること、できればスマートフォンからタップするだけで電話がかかる設定にしておくこと。Web予約やLINE予約に対応しているなら、各ページの目立つ位置にボタンを配置する。(予約方法が分かりにくいだけで離脱する患者は、思っている以上にいます)

載せてはいけないもの、載せても意味がないもの

広告規制で禁止されている表現に加えて、載せても来院にはつながらない情報もあります。

まず、効果を断定する表現。「必ず良くなります」「根本改善」「他院で改善しなかった方もお任せください」。これらは規制に引っかかる可能性がある上に、患者からの信頼も損ねます。根拠を示せない約束は逆効果です。

次に、長すぎる院長の挨拶文。開業の経緯、施術への想い、地域貢献への決意。気持ちは分かりますが、1000字を超える挨拶文を読む患者はほぼいません。200〜300字で簡潔にまとめてください。

それから、更新が止まったブログ。「2022年 明けましておめでとうございます」で止まっているブログは、逆に「この院、もう営業していないのでは」と思われるリスクがあります。更新できないならブログ機能は最初からつけない方がましです。

ホットペッパーやエキテンの掲載写真とサイトの写真は統一する

整骨院の集客チャネルとして、ホットペッパービューティーやエキテンを利用している院は多いです。ここで注意したいのが、掲載している写真や情報とホームページの内容がバラバラになっていないかという点です。

ポータルサイトでは笑顔のスタッフ写真を載せているのに、ホームページには院内写真しかない。ホットペッパーには「骨盤矯正」と書いてあるのに、ホームページのメニューには載っていない。こうした不一致があると、患者は「本当にこの施術をやっているのか」と不安になります。

写真は同じ撮影タイミングで撮ったものを、ポータルサイトとホームページの両方に使うのが理想です。施術メニューの名称や料金も統一する。営業時間が変わったら、ホームページだけでなくポータルサイトも同時に更新する。情報の一貫性は、患者の信頼に直結します。

Googleビジネスプロフィールも同様です。営業時間、住所、電話番号。ホームページ、ポータルサイト、Googleビジネスプロフィールの3箇所で情報が一致していることを定期的に確認してください。(情報がバラバラの整骨院、本当に多いです)

最後に

整骨院のホームページは、広告規制があるから何も書けないと思われがちですが、実際には載せられる情報は十分にあります。禁止されている表現を正確に把握した上で、トップページ、院長紹介、施術メニュー、院内写真、予約導線の5つを整えれば、来院につながるホームページは作れます。

大事なのは、「効果を約束する」のではなく「安心して来院できる情報を伝える」こと。清潔な院内写真、院長の顔が見えるプロフィール、分かりやすい予約方法。これだけで、ホームページを見た患者の行動は変わります。

サイシアでは、整骨院・治療院に特化したホームページ制作を行っています。広告規制を踏まえた原稿チェックも含めて対応していますので、「何を書けばいいか分からない」という方はこちらからお気軽にご相談ください。

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