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司法書士HPの制作費用

司法書士事務所のホームページ制作にかかる費用の相場。テンプレート型とオリジナル型の違い、業務特化サイトのメリット、見積もり時に確認しておきたいポイントを解説します。

司法書士HPの制作費用

司法書士事務所のホームページ制作費用は3つのタイプで変わる

司法書士事務所のホームページ制作費用は、サイトの作り方によって大きく3段階に分かれます。

テンプレート型(20〜50万円)

既存のデザインテンプレートをベースに、事務所の情報を差し替えて作るタイプ。5〜7ページ程度の構成で、トップページ・業務案内・事務所紹介・費用・アクセス・問い合わせフォームが含まれます。

テンプレート型のメリットは費用を抑えられることと、制作期間が短いこと(1〜2ヶ月程度)。デメリットは、他の事務所のサイトと見た目が似てしまうことと、後からページ構成を大幅に変更しにくいこと。

「まずはホームページがある状態を作りたい」という段階なら、テンプレート型で十分です。

オリジナルデザイン型(50〜100万円)

事務所の強みやターゲットに合わせて、ゼロからデザインを起こすタイプ。8〜15ページ程度の構成で、相続登記・不動産登記・会社設立といった業務別の専門ページも含まれます。

オリジナルデザインの利点は、事務所の雰囲気や信頼感をデザインで表現できること。司法書士事務所に相談する人は「この事務所にお金を預けて大丈夫か」を直感的に判断しています。安っぽいデザインは、その判断にマイナスに作用します。

制作期間は2〜4ヶ月が目安。費用に見合った品質を求めるなら、このゾーンが最もバランスがいい選択肢です。

集客特化型(80〜150万円)

検索対策やコンテンツ戦略まで含めた、集客を目的としたサイト。15ページ以上の構成で、業務別ページに加えてエリアページ(「〇〇市の相続登記」など)やコラム記事の設計も含まれます。

このタイプは、ホームページを「名刺代わり」ではなく「営業ツール」として活用したい事務所向け。相続登記の義務化で「地域名+相続登記」の検索が増えている今、検索から問い合わせを獲得するサイトを最初から設計する選択肢です。

ただし、150万円をかけたから成果が出るわけではありません。検索対策の成果が見え始めるまでには3〜6ヶ月かかるため、長期的な視点で投資を判断する必要があります。

司法書士事務所のサイトは比較的シンプルで済む

弁護士事務所や税理士事務所と比べて、司法書士事務所のサイトはページ数が少なくて済むことが多いです。理由は、取り扱い業務の幅が比較的絞りやすいから。

弁護士事務所は、離婚・交通事故・刑事事件・企業法務と業務分野が広く、それぞれに専門ページが必要になります。一方、司法書士事務所は「登記」を軸に業務が整理できるため、相続登記・不動産登記・商業登記・債務整理の4つをカバーすれば、ほとんどの事務所の業務内容を網羅できます。

つまり、業務別ページ4つ+トップ+事務所紹介+費用+アクセス+問い合わせの9ページ構成で、必要十分なサイトが作れます。この構成ならオリジナルデザインでも50〜70万円に収まるケースが多い。

(「ページ数を増やせば増やすほどいい」と考える制作会社もありますが、中身のないページを量産しても検索順位は上がりません。むしろ、1ページごとの情報の質を上げた方が効果的です)

費用の内訳を把握しておくと見積もりの比較がしやすい

制作費用の内訳は、大きく4つの工程に分かれます。

企画・設計(全体の15〜20%)

事務所の強みのヒアリング、ターゲット設定、サイト構成の設計。ここをしっかりやってくれる制作会社は信頼できます。逆に、ヒアリングなしでいきなりデザインに入る会社は注意が必要です。

デザイン(全体の25〜30%)

トップページ・下層ページのデザイン制作。スマートフォンでの見え方の設計も含まれます。司法書士事務所のサイトは「堅すぎず、軽すぎない」デザインが求められるため、士業サイトの制作経験がある制作会社に頼む方が仕上がりの精度は高くなります。

コーディング・実装(全体の30〜35%)

デザインをWebサイトとして動く形にする工程。スマートフォン対応、問い合わせフォーム、Googleマップの埋め込み、お知らせ更新の仕組みなどが含まれます。

テスト・公開(全体の10〜15%)

各ブラウザ・デバイスでの動作確認、リンクチェック、ドメインやサーバーの設定。地味ですが、ここを手抜きすると公開後に不具合が出ます。

月々のランニングコストは5000円〜1万5000円

サイトを公開した後にかかる月額費用も把握しておく必要があります。

サーバー・ドメイン費用

月額1000〜3000円程度。年間で1万〜3万円。これはどんなサイトでも必ずかかる固定費です。

保守・管理費用

制作会社に月額管理を依頼する場合、月5000円〜1万5000円が一般的。セキュリティの更新、バックアップ、軽微な修正が含まれます。

「保守は不要」と思う先生もいますが、放置すると脆弱性を突かれてサイトが改ざんされるリスクがあります。士業のサイトが改ざんされると信用に直結するため、月5000円の保守費用は保険だと考えるのが現実的です。

更新作業の費用

お知らせやブログの更新を自分でできる仕組みを入れておけば、更新のたびに制作会社に依頼する必要がなくなります。初期費用に3〜5万円の追加でこの仕組みを導入できるため、長期的に見れば確実にお得です。

見積もりで確認しておきたいポイント

制作会社から見積もりをもらったとき、金額だけで判断すると後悔することがあります。以下の点を確認しておくのがおすすめです。

スマートフォン対応は含まれているか

今はスマートフォン対応が当たり前ですが、古い見積もりフォーマットを使っている会社だと「スマートフォン対応はオプション(+10万円)」というケースがまだあります。見積もりの中にスマートフォン対応が含まれているかどうかは、必ず確認しておきたいポイントです。

写真撮影は含まれているか

事務所の外観、内観、先生の写真撮影が含まれているかどうか。含まれていない場合、別途カメラマンを手配すると5〜10万円かかります。スマートフォンで自分で撮影した写真を使うなら、この費用は節約できます。

公開後の修正は何回まで無料か

「公開後1ヶ月以内は3回まで無料修正」「月額保守内で軽微な修正は無制限」など、制作会社によって対応範囲が異なります。公開直後は「ここを直したい」という箇所が必ず出てくるため、修正対応の条件は事前に確認しておく方が安心です。

ドメインとサーバーの名義は誰になるか

制作会社名義でドメインやサーバーを契約している場合、その会社との契約を解除するとサイトが消えるリスクがあります。ドメインとサーバーは事務所名義で契約し、制作会社にはアクセス権を付与する形にしておくのが安全です。

相続登記の義務化で「今がHP制作のタイミング」

2024年4月に相続登記が義務化され、「相続登記 司法書士」「相続登記 費用」の検索ボリュームは増加傾向にあります。相続登記の義務化は3年間の猶予期間が設けられているため、2027年3月までに登記しなければならない人が数百万人規模で存在すると推計されています。

この需要の波に乗るなら、サイトの準備は早い方が有利です。検索対策は成果が出るまでに3〜6ヶ月かかるため、今からサイトを作り始めて、相続登記の需要ピークに間に合わせるのが理想的なスケジュールです。

(「ホームページなんて後でいい」と思っている間に、近隣のライバル事務所がサイトを整備して検索上位を取ってしまうケースは実際に起きています)

最後に

司法書士事務所のホームページ制作費用は、テンプレート型で20〜50万円、オリジナルデザイン型で50〜100万円、集客特化型で80〜150万円が相場です。業務内容が比較的絞りやすい司法書士事務所は、9ページ程度のシンプルな構成で十分に機能するサイトが作れます。

相続登記の義務化で問い合わせ需要が増えている今、ホームページを整備しておく価値は大きい。まずは必要最小限の構成から始めて、反応を見ながらページを追加していくのが最も堅実な進め方です。

サイシアでは、司法書士事務所に特化したホームページ制作を行っています。事務所の規模や予算に応じた柔軟なプランを提案しています。詳しくは司法書士事務所のホームページ制作をご覧ください。

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