製造業HPの制作費用
製造業のホームページ制作にかかる費用の相場。工場・設備の撮影費用、技術紹介ページの作り込み、多言語対応の有無など、見積もり時に確認したいポイントを解説します。

製造業のホームページ制作費用は40万〜250万円
製造業のホームページ制作費用は、規模や目的によって40万〜250万円と幅があります。飲食店や美容室のサイトと比べると高くなりがちですが、理由は明確です。工場や設備の撮影、技術ページの作り込み、場合によっては多言語対応が必要になるからです。
とはいえ、最初から全部入りにする必要はありません。まずは自社に合った規模感を把握して、段階的に投資するのが現実的です。
費用帯ごとの内容と目安
テンプレート型(30〜70万円)
既存のデザインテンプレートをベースに、自社の情報を流し込む形です。ページ数は5〜8ページ程度。トップページ、会社概要、設備一覧、お問い合わせで構成する最小限のサイト。
この価格帯は「とりあえずホームページがない状態を解消したい」場合に向いています。ただし、加工事例の個別ページや技術的な詳細情報を入れる余地は限られます。(正直なところ、製造業でこの価格帯だと「名刺代わり」以上の成果は出にくいです)
オリジナル制作(70〜150万円)
自社の強みに合わせてデザインから作り込む形です。ページ数は10〜20ページ。加工事例のページを複数用意し、設備紹介も写真付きで充実させられます。
この価格帯になると、工場や設備の撮影費用がセットになっていることが多い。撮影だけで10〜20万円かかるため、見積もりに撮影費が含まれているかどうかは必ず確認したいポイントです。
BtoB営業強化型(100〜250万円)
引き合いの獲得を本気で狙うサイト。加工事例を数十件掲載し、素材や加工方法ごとに検索できる仕組みを入れる。製品カタログのデジタル化(PDFダウンロード機能)や、英語・中国語の多言語ページも含まれるケースがあります。
この価格帯は年商5億円以上、海外との取引がある、またはこれから海外展開を視野に入れている中堅製造業に多い構成です。
費用に影響する要素
工場・設備の撮影
製造業のサイトで写真の質は決定的に重要です。加工品のアップ写真、設備全景、作業風景。これらをプロカメラマンに依頼すると、半日で10〜15万円、一日がかりなら15〜25万円が相場です。
ただ、最近はスマートフォンのカメラ性能が上がっているため、日常的な加工事例はスマートフォンで撮影し、トップページや会社紹介に使うメインビジュアルだけプロに頼む、という使い分けも合理的です。
技術紹介ページの作り込み
加工事例を1件1ページで作るか、一覧にまとめるかで工数が大きく変わります。1件1ページで20事例を掲載するなら、それだけで20ページ分の制作費がかかります。
ただし、検索からの流入を狙うなら1件1ページの方が圧倒的に有利です。「アルミ 切削加工 試作」のような具体的なキーワードで検索されたときに、該当する事例ページが直接表示されるからです。
多言語対応
英語ページの追加は、翻訳費込みで30〜60万円が目安。中国語を加えると、さらに20〜40万円。機械翻訳をベースにネイティブチェックを入れるやり方なら、翻訳費用は半額程度に抑えられます。
海外からの引き合いを実際に受けているなら投資する価値は大きいですが、「いつか海外展開したい」という段階なら、まず英語の簡易ページ(会社概要+主要加工実績)だけ用意して反応を見るのが堅実です。
製品カタログのデジタル化
紙のカタログをPDF化してダウンロードできるようにする機能。カタログの既存データがあればPDF化だけなので5〜10万円程度。カタログ自体を新規デザインする場合は、ページ数にもよりますが30〜80万円。
製品カタログのPDFダウンロード機能は、どんな企業がどんな製品に興味を持っているかを把握できるという副次的なメリットもあります。(ダウンロード時に会社名を入力してもらう仕組みにすれば、見込み顧客リストが自動的にできあがる)
見積もり時に確認したいポイント
撮影費は含まれているか
「撮影は別途」と言われて、後から15万円の追加見積もりが来るケースは少なくありません。最初の段階で確認しておくのが鉄則です。
加工事例の追加は自社でできるか
納品後に加工事例を自分たちで追加・更新できる仕組みになっているかどうか。毎回制作会社に依頼すると1件あたり5000〜1万円の更新費がかかります。年間20件追加すれば10〜20万円。更新の仕組みがあるかないかで、長期的なコストが大きく変わります。
検索対策の基本設定は含まれているか
ページごとのタイトルや説明文の設定、Googleの検索結果に自社サイトを登録する作業など、検索で見つけてもらうための基本設定が含まれているか。これが抜けていると、せっかく作ったサイトが検索に出てこない状態になります。
補助金の活用
製造業のホームページ制作には、IT導入補助金や小規模事業者持続化補助金が使えるケースがあります。補助率は費用の1/2〜2/3で、上限額は数十万〜数百万円。年度によって条件が変わるため、最新の情報は中小企業庁のサイトか、地域の商工会議所で確認するのが確実です。
申請の手間はかかりますが、150万円のサイト制作費が実質50〜75万円になる可能性があるなら、検討する価値は十分あります。
最後に
製造業のホームページ制作費用は40〜250万円。工場撮影の有無、技術ページの作り込み、多言語対応の範囲によって変わります。
費用を抑えたいなら、まずは70〜100万円の範囲でオリジナルデザインのサイトを作り、加工事例は自社で追加できる仕組みにしておくのがおすすめです。事例が積み上がれば検索からの流入も増え、投資対効果は時間とともに上がっていきます。
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