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飲食店HP制作の費用相場

飲食店のホームページ制作費用を規模別に解説。個人店・チェーン店の相場感、費用を抑えるポイント、無料ツールとの違いを整理します。

飲食店HP制作の費用相場

飲食店のホームページ制作費用は15〜100万円と幅がある

飲食店のホームページを作りたい。でも「いくらかかるのか」が分からなくて踏み出せない。この悩みは非常に多いです。結論から言うと、個人経営の飲食店なら15〜30万円、複数店舗を展開しているチェーン店なら50〜100万円が制作費の相場です。

この幅の大きさに戸惑うかもしれませんが、費用の差には明確な理由があります。ページ数、料理写真の撮影をプロに頼むか、予約システムを組み込むか、複数店舗の情報をまとめるか。これらの要素で費用は変わります。何にいくらかかるのかを理解しておけば、制作会社の見積もりを見たときに「これは高い」「これは妥当」の判断ができるようになります。

個人経営の飲食店なら15〜30万円が目安

個人経営の飲食店で、1店舗のみのホームページを作る場合の相場は15〜30万円です。ページ構成としては、トップページ、メニュー、お店の紹介、アクセス、お問い合わせ(予約)の5ページが基本。この構成で十分に集客に使えるホームページが作れます。

費用の内訳はこうなっている

15〜30万円の中身を分解すると、おおよそ次のような配分になります。

ディレクション・企画で3〜5万円。ヒアリングやページ構成の設計がここに含まれます。デザインで5〜10万円。トップページのデザインが最も工数がかかり、下層ページはそれを踏襲するので1ページあたりの単価は下がります。コーディング・構築で5〜10万円。デザインを実際にWebページとして動かすための作業です。テスト・公開で2〜3万円。スマートフォン表示の確認やフォームの動作確認がここに入ります。

合計すると15〜28万円程度。これに写真撮影やオプションを追加すると30万円前後になります。

複数店舗は50〜100万円の範囲

2店舗以上を展開している場合、各店舗のメニューやアクセス情報が異なるため、ページ数が一気に増えます。さらに、店舗ごとの予約システム連携、統一感のあるブランドデザイン、店舗検索機能などが必要になるケースもあります。こうなると50〜100万円の範囲に入ってきます。

写真撮影費は別途かかることが多い

飲食店のホームページで最も重要なのは料理写真です。この撮影費は、制作費に含まれている場合と別途請求される場合があります。見積もりをもらったら、写真撮影が含まれているかどうかは必ず確認しておくのが安心です。

プロの料理撮影は5〜10万円

プロのカメラマンに料理撮影を依頼した場合、半日の撮影で5〜8万円、丸一日だと8〜10万円が相場です。看板メニュー5〜10品、店内の雰囲気、外観、スタッフの写真を一通り撮影できます。

「5万円は高い」と感じるかもしれません。ただ、一度撮影した写真はホームページだけでなく、Googleマップ、グルメサイト、SNS、チラシ、名刺と、あらゆる場面で使い回せます。自分のスマートフォンで撮った暗い写真と、プロが撮った美味しそうな写真。お客さんが「行ってみたい」と思うのはどちらかは明らかです。(料理写真だけは妥協しないのがおすすめです)

無料ツールで十分なケースと限界

Wix、ペライチ、Jimdo。無料または月額数千円でホームページが作れるサービスはたくさんあります。「わざわざ制作会社に何十万円も払う必要があるのか」という疑問は当然です。

無料ツールで十分なケース

正直に言うと、個人経営の小さなお店で、グルメサイトからの集客がメインで、ホームページは「あれば安心」程度であれば、無料ツールでも十分に機能します。テンプレートを選んで、店名、住所、メニュー、写真を入れるだけ。1日あれば形になります。

無料ツールの限界

ただし、限界もはっきりしています。まず検索に弱い。「地域名+イタリアン」などのキーワードで検索上位を取りたい場合、無料ツールで作ったサイトはページの構造やスピード面で不利になることが多い。次にデザインの自由度が低い。テンプレートの範囲でしかデザインを変えられないため、近隣の競合店と見た目がかぶる可能性がある。そして、予約システムとの連携が制限される場合がある。

「ホームページから新規のお客さんを集めたい」という目的がはっきりしているなら、制作会社に依頼する方が結果的に費用対効果は高い。一方、「とりあえず店の情報をネットに出しておきたい」程度であれば、無料ツールで始めるのも一つの選択肢です。

グルメサイトの月額費用と比較して考える

食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ。飲食店の集客でこれらのグルメサイトを利用している方は多いと思います。ここで一度、グルメサイトにかかっている月額費用と、自社ホームページの費用を比較してみてください。

食べログの有料プランは月額1万〜10万円。ぐるなびは月額1万〜5万円程度(出典 中小企業庁「中小企業白書」)。仮に月3万円のプランを利用していたら、年間36万円。3年間で108万円です。

自社ホームページの場合、制作費が仮に25万円、月額の保守費用が5,000円だとすると、3年間の総額は43万円。グルメサイト3年分の半分以下です。しかもグルメサイトは解約すれば掲載が消えますが、自社ホームページは自分の資産として残り続けます。

グルメサイトをやめる必要はありません。ただ、グルメサイト「だけ」に頼っている状態はリスクがあります。掲載料の値上げ、プランの改定、サービス終了。こうした外部要因に振り回されない集客の土台として、自社ホームページを持っておく価値は大きい。(グルメサイトの月額を少し下げて、そのぶんをホームページに回すという判断をする店も増えています)

予約システムの連携で追加費用が発生するケース

ホームページに予約機能を組み込む場合、追加で5〜15万円程度の費用がかかります。

外部の予約サービス(トレタ、TableCheck、ぐるなびの予約台帳など)と連携する場合は5〜8万円。既に使っている予約サービスの予約ボタンをホームページに埋め込む形です。ホームページ内に独自の予約フォームを作る場合は10〜15万円。

ただし、LINE公式アカウントの友だち追加ボタンを設置するだけなら、追加費用はほぼゼロです。「まずはLINEで予約を受け付ける」という方法は、初期費用を抑えつつ予約のWeb化を進められるので、個人経営の飲食店には現実的な選択肢です。電話予約がメインの店であれば、電話番号をタップで発信できる設定にしておくだけでも十分に機能します。

月額の保守費用は3,000〜1万円

ホームページは作って終わりではなく、公開後も維持費がかかります。サーバー代・ドメイン代で月1,000〜2,000円。保守管理費で月3,000〜8,000円。合計で月5,000〜1万円程度が一般的です。

保守管理費には、システムのアップデート対応、セキュリティ対策、軽微な修正対応が含まれます。自分で更新できる仕組み(WordPressなどの管理画面)を導入しておけば、メニューの差し替えやお知らせの追加は自分でできるので、毎回制作会社に依頼する必要はありません。

保守契約を結ばずに放置して、ある日突然サイトが表示されなくなったり、不正アクセスを受けたりするケースは珍しくありません。月5,000円の保守費用は、安心料と考えるのが妥当です。

最後に

飲食店のホームページ制作費用は、すべてを最小限にすれば15万円程度、写真撮影も予約システムも含めれば30万円前後。決して安い買い物ではありませんが、グルメサイトに毎月払い続ける金額と比較すれば、十分に見合う投資です。

費用をかけるべきは料理写真と予約導線。逆にページ数やブログ機能は最小限でスタートして、必要に応じて追加していくのが賢い進め方です。

サイシアでは、飲食店の規模や予算に合わせたホームページ制作プランを提案しています。「うちの店だといくらくらいかかるのか」という相談だけでも歓迎です。

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