葬儀社のホームページ制作費用の相場
葬儀社のホームページ制作費用の相場を価格帯別に解説。式場撮影や費用ページの作り込みで金額がどう変わるか、月々の維持費、ポータルサイトの手数料との比較まで具体的な金額で整理します。

葬儀社のホームページ制作費用は30万〜80万円が相場
葬儀社のホームページを制作会社に依頼した場合、費用の相場は30万〜80万円です。5〜8ページのシンプルな構成なら30万〜50万円、葬儀プランごとの詳細ページやコラム機能まで含めると50万〜80万円が目安になります。
この幅を生んでいるのは、プランページの数、式場写真の撮影、コラムを自社で更新できる仕組みを入れるかどうかの3点です。逆に言えば、この3つをどう扱うかを先に決めておけば、見積もりを見たときに「妥当なのか、盛られているのか」の判断がつきます。
葬儀社選びは、身内に不幸があってから慌てて検索するケースと、元気なうちに事前相談先を探すケースの2通りがあります。どちらもインターネットで情報を集める行動が前提になっており、国内のインターネット利用率は8割を超えています(出典 総務省「通信利用動向調査」)。ホームページの作り込みがそのまま相談件数に響く業種です。
5〜8ページの基本構成なら30万〜50万円
最低限必要なページは、トップページ、葬儀プラン、費用案内、式場紹介、事前相談・資料請求の5つです。ここにお客様の声と会社概要を足した7ページ前後が、多くの葬儀社にとっての標準的な構成になります。
この規模なら30万〜50万円の範囲に収まります。内訳はおおよそ、ヒアリングと構成設計で5万〜8万円、デザインで10万〜18万円、実装で10万〜15万円、原稿の整理と公開前のチェックで5万〜9万円といった配分です。
トップページのデザインに最も工数がかかり、下層ページはその設計を踏襲するため単価が下がります。ページを1枚足すごとに3万〜5万円と考えておくと、見積もりの増減が読めるようになります。
プラン別ページとコラムを入れると50万〜80万円
家族葬、一日葬、直葬、一般葬、社葬。プランごとに独立したページを作ると、それぞれで費用・流れ・向いているケースを説明することになり、ページ数は一気に増えます。
プランページを個別に作る意味は大きいです。「家族葬 費用」「直葬 とは」といった検索は、まさに今葬儀社を探している人の検索だからです。1ページにまとめてしまうと、こうした検索で見つけてもらいにくくなります。
コラム機能を入れるかどうかも金額に響きます。自社で記事を追加できる仕組みを組み込むと10万〜20万円の上乗せです。葬儀の流れ、香典の相場、喪主の役割といったテーマは検索需要が安定しているので、書き続けられる体制があるなら投資する価値があります。
式場の写真撮影は5万〜15万円が別枠
葬儀社のホームページで、式場の写真は問い合わせを左右する要素です。参列者を迎える場所がどんな雰囲気なのかは、文章では伝わりません。
プロカメラマンに依頼した場合、1会場の撮影で5万〜8万円、複数会場を回るなら10万〜15万円が目安です。祭壇、待合室、控室、外観、駐車場まで一通り押さえておくと、後々あらゆる場面で使い回せます。
見積もりに撮影費が含まれているかは必ず確認しておきたいところです。制作費が安く見えても撮影が別枠だった、というのは葬儀社のサイトでよくある行き違いです。
費用ページの作り込みで問い合わせ数が変わる
葬儀社選びで最も見られているのが費用のページです。ここをどこまで丁寧に作るかで、同じ制作費でも成果が変わります。
総額の目安が書かれていないサイトは、それだけで候補から外されます。「一式○○万円から」という表示に加えて、その金額に何が含まれ、何が別途になるのかまで書いてあるサイトは、問い合わせの段階で信頼を得られています。
料金表を単純な表で載せるだけなら追加費用はほとんどかかりません。プランごとの比較表や、参列人数から概算を出せる仕組みまで作り込むと5万〜15万円の上乗せになります。まずは表形式で始めて、反応を見てから作り込む順番で問題ありません。
月々のランニングコストは5,000〜1万5,000円
ホームページは公開してからも費用がかかります。サーバー代とドメイン代で月1,000〜3,000円、保守管理費で月4,000〜1万2,000円。合計すると月5,000〜1万5,000円が一般的な水準です。
保守管理費には、システムの更新対応、セキュリティ対策、軽微な修正が含まれます。葬儀社のサイトは問い合わせフォームと電話番号が命綱なので、フォームが動かなくなっていることに気づかないまま数日が過ぎる事態は避けたいところです。
プランの価格改定や式場の追加といった更新を制作会社に頼むと、1回あたり5,000円〜2万円かかります。自社の管理画面から直せる仕組みにしておけば、この分は不要になります。
費用を抑えるならコラムと式場ページの順番を考える
予算に限りがある場合、後回しにできるのはコラム機能と式場の詳細ページです。
コラムは公開時に無くても困りません。まず固定ページだけで公開し、記事を書ける体制ができてから追加するほうが無駄がないです。実際、更新の仕組みを入れたものの1本も書かないまま数年経っている葬儀社は珍しくありません。
式場が複数ある場合も、最初は代表的な1会場を詳しく見せて、残りは一覧に留める形で足ります。会場ごとの詳細ページは1ページ3万〜5万円で後から足せます。
一方、削らないほうがいいのは費用案内と事前相談の導線です。この2つは相談件数に直結する部分で、ここを節約すると安く作った意味がなくなります。
ポータルサイトの手数料と比べて考える
小さなお葬式やよりそうお葬式といった葬儀ポータルを使っている場合、成約1件ごとに手数料が発生します。仲介の形態によって差はありますが、施行金額の一定割合が引かれる仕組みが一般的です。
仮に月2件をポータル経由で受注していて、1件あたり数万円の手数料が発生しているとすると、年間では数十万円の規模になります。自社サイトの制作費が50万円、保守が年6万円と考えれば、ポータル経由の手数料1〜2年分で自社の集客基盤が持てる計算です。
ポータルをやめる必要はありません。ただ、ポータル経由の問い合わせしか無い状態は、掲載条件や手数料率の変更にそのまま影響を受けます。自社サイトからの直接相談を並行して増やしておくと、経営の安定度が変わります。
最後に
葬儀社のホームページ制作費用は、基本構成なら30万〜50万円、プラン別ページとコラムまで含めれば50万〜80万円。ここに式場撮影が5万〜15万円、月々の維持費が5,000〜1万5,000円という構造です。
お金をかけるべきは費用案内の透明性と事前相談への導線、そして式場の写真です。コラムやプランページは後から段階的に増やせるので、最初から全部を作り込む必要はありません。
サイシアでは、葬儀社の規模や式場数に合わせたホームページ制作を承っています。「うちの場合いくらくらいになるのか」という相談だけでも歓迎です。
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