社会福祉法人のホームページ制作費用の相場
社会福祉法人のホームページ制作費用を価格帯別に解説。運営施設の数、採用ページへの投資、情報開示の運用方法で金額がどう変わるか、月々の維持費と抑え方まで具体的な金額で整理します。

社会福祉法人のホームページ制作費用は50万〜150万円
社会福祉法人のホームページを制作会社に依頼した場合、費用の相場は50万〜150万円です。10ページ程度の基本構成なら50万〜80万円、運営する施設ごとに個別ページを作り、採用サイト相当の情報量まで確保すると100万〜150万円が目安になります。
一般的な中小企業のサイトより高めになるのは、読み手が複数いるからです。利用を検討しているご家族、求職者、地域住民、行政。それぞれが必要とする情報が違うため、1つのサイトに複数の入口を用意することになります。
なかでも金額を左右するのが採用ページへの投資です。介護分野の人材確保は業界全体の課題として位置づけられており、行政も継続的に施策を打っています(出典 厚生労働省「介護・高齢者福祉」)。求人媒体や人材紹介への支払いを減らしたい法人ほど、この部分に予算を配分する傾向があります。
10ページ前後の基本構成なら50万〜80万円
最低限必要なのは、トップページ、法人理念・ごあいさつ、運営施設紹介、事業内容、採用情報、法人情報・情報開示、お知らせ、お問い合わせの8ページです。ここにアクセスと個人情報の取り扱いを足した10ページ前後が標準的な構成になります。
この規模なら50万〜80万円に収まります。内訳はおおよそ、ヒアリングと構成設計で8万〜12万円、デザインで18万〜28万円、実装で15万〜25万円、原稿の整理と公開前チェックで9万〜15万円といった配分です。
法人によっては、理事会や評議員会での確認が必要になり、進行に時間がかかります。この工程そのものに費用はかかりませんが、公開時期から逆算して余裕を持ったスケジュールを組んでおくと安心です。
施設ごとの個別ページを作ると100万〜150万円
特別養護老人ホーム、保育園、障害者支援施設。運営する施設ごとに独立したページを作ると、それぞれで定員、対象、一日の流れ、職員体制、写真、連絡先を掲載することになり、ページ数が増えます。
施設ごとに分ける意味は大きいです。利用を検討する人は「地域名 特養」「地域名 保育園」のように施設種別で探すからで、法人全体のページ1枚では、この検索の受け皿になりません。施設ページは1ページ5万〜8万円が目安です。
なお、施設ごとに独立したサイトを作る方法もありますが、更新の負担が施設数だけ増えます。法人サイトの中に施設ページを持たせる1サイト集約型のほうが、運用も検索評価も有利です。
採用ページにどこまで投資するかで金額が変わる
求人媒体や人材紹介に払っている金額を考えると、採用ページは最も投資対効果が読みやすい部分です。
募集要項を並べるだけなら追加費用はほとんどかかりません。ここに先輩職員のインタビュー、一日の仕事の流れ、キャリアパス、研修制度、施設の雰囲気が伝わる写真を加えると、20万〜40万円の上乗せになります。正職員・パート・新卒・中途と採用区分ごとにページを分ける場合は、さらに増えます。
判断の目安は人材紹介の手数料です。1人の採用に数十万円から百万円単位の紹介料を払っているなら、自社サイトからの応募が年に数人増えるだけで回収できる計算になります。
情報開示ページは作り方で更新費用が変わる
現況報告書、計算書類、役員名簿、定款、事業報告。社会福祉法に基づいて開示する書類は、毎年度の差し替えが発生します。
ここで見落とされやすいのが、更新を誰がやるかです。PDFの差し替えを毎回制作会社に依頼すると、1回あたり5,000円〜2万円かかります。年度末にまとめて更新するとしても、書類の点数が多い法人では地味に積み上がります。
法人の担当者が管理画面からPDFを差し替えられる仕組みにしておくと、初期費用は5万〜10万円上がりますが、以降の更新費用はゼロになります。担当者が異動しても迷わないよう、更新手順を書面で残してもらうところまで依頼しておくと安心です。
職員・施設の撮影費は10万〜20万円
福祉の現場では、写真が持つ意味が特に大きいです。求職者は職場の雰囲気を、ご家族は施設の清潔感と職員の表情を見ています。
プロカメラマンに依頼した場合、1施設の撮影で8万〜12万円、複数施設を回るなら15万〜20万円が目安です。外観、居室、共用スペース、食事の様子、職員が利用者と接している場面まで押さえておくと、採用にも利用相談にも使えます。
撮影では利用者の写り込みに配慮が必要です。顔が特定できる形で掲載する場合は、ご本人またはご家族から書面で同意を得ておきます。同意が取れない場合は、後ろ姿や手元だけを撮る方法でも十分に雰囲気は伝わります。
月々のランニングコストは5,000〜2万円
公開してからも費用がかかります。サーバー代とドメイン代で月1,000〜3,000円、保守管理費で月4,000〜1万5,000円。合計すると月5,000〜2万円が一般的な水準です。
保守管理費には、システムの更新対応、セキュリティ対策、軽微な修正が含まれます。問い合わせフォームには利用相談や採用応募といった個人情報が届くため、放置せず保守契約に入れておくのが安全です。
行事の報告や広報誌の掲載を制作会社に依頼すると、1回あたり5,000円〜2万円かかります。お知らせを自社で更新できる仕組みにしておけば、この分は不要になります。
費用を抑えるなら施設ページを段階的に作る
予算に限りがある場合、まず調整するのは施設ページの作り込みです。全施設を同じ密度で作るのではなく、利用相談や応募を増やしたい施設から詳しく作り、残りは一覧に留める形で足ります。施設ページは1ページ5万〜8万円で後から追加できます。
情報開示のページも、初年度は必要な書類をPDFで載せるだけで構いません。表やグラフで見せる作り込みは、透明性のアピールとしては有効ですが、優先度は高くありません。
一方、削らないほうがいいのは採用ページと写真です。この2つは人材確保に直結する部分で、ここを節約すると、結局は求人媒体への支払いが減りません。
最後に
社会福祉法人のホームページ制作費用は、基本構成なら50万〜80万円、施設ごとの個別ページと採用サイト相当の情報量まで含めれば100万〜150万円。ここに撮影が10万〜20万円、月々の維持費が5,000〜2万円という構造です。
お金をかけるべきは採用ページと写真、そして情報開示を自法人で更新できる仕組みです。施設ページは後から段階的に増やせるので、最初から全部を作り込む必要はありません。
サイシアでは、運営施設の数や採用の課題に合わせたホームページ制作を承っています。「うちの法人だといくらくらいになるのか」という相談だけでも歓迎です。
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